【小惑星】エロスは小惑星帯よりも内側を周る、地球近傍小惑星のひとつ。
ピーナッツのような形状をしていて、表面はクレーターで覆われています。
2001年に、球近傍小惑星のうち最初に探査機(小惑星探査機NEARシューメーカー)が訪れた天体で、大きさ、形状、質量、密度、組成、地表と内部の構造及び磁場の詳細な探査が行われています。エロスは地球へ最大2300万kmまで接近し、地球近傍小惑星の中で2番目に大きい。
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エロスの基本情報
分類 | 地球近傍小惑星 |
---|---|
3軸径 | 34.4 × 11.2× 11.2 km |
質量 |
7.2 ×1015 kg |
密度 | 2.67g/cm3 |
表面重力 |
0.0006G |
表面温度 | 40℃以下 |
平均軌道半径 | 2億1841万km(1.46AU) |
平均軌道速度 |
24.36km/s |
公転周期 | 1.76年 |
自転周期 |
5.27時間 |
軌道傾斜角 |
10.83° |
離心率 | 0.223 |
アルベド |
0.25 |
赤道傾斜角 | 不明 |
主要構成物質 | 珪酸塩(Fe含有) |
主要大気組成 | なし |
※㎞2=平方キロメートル、g/cm3=グラム 毎 立方センチメートル
km/s=キロメートル毎秒
エロスのCG画像
地球近傍小惑星(AAA天体)

地球近傍小惑星(AAA天体)とは
地球に接近する軌道を持つ天体のうち小惑星のみを指す。 その軌道要素からアポロ群(紫色)、アモール群(オレンジ色)、アテン群(水色)の3つに大別され、その頭文字からAAA天体と呼ばれることもある。NASAによると地球に接近するために監視が必要とされるものは約8500個とされる。軌道計算では、これらの小惑星が今後少なくとも100年間は地球に衝突する恐れはないとしている。
小惑星エロスは、アモール群(※画像オレンジ色)に属します。
アモール群の小惑星の軌道は地球の軌道(青色)とは交差していないが、火星の軌道(赤色)より内側に入り込むため地球に接近します。
※直近でエロスが地球に大接近したのが2012年2月。次に大接近するのは2056年1月と言われています。
その他の情報
※判明次第こちらに追記したいと考えています。
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